元々聖人のようで、みんなから頼られすぎてしまう。なんでも許してしまう優しい性格。
自身の性格により、とてつもないストレスを感じており、しかし、それを自分に強いてしまう自分が嫌いだった。
ある日、くも膜下出血にかかり、左半身の機能を失うこととなる。その時に居合わせた医者と話をやりとりしていたら、(手記での会話)
医者から、
「あなたはまるで、聖人のようだ」
と言われ、
「今まで、そのことをコンプレックスに感じていた」
ということを伝える。
哀れに想ったその医者は提案してくる。
「新しくあなたにつける機械の身体を自由にデザインしてみるのはどうかな?」
その聖人が選んだデザインは悪魔のような、狂気さを感じる表情、
目は赤く見開き、何もかも軽蔑するような瞳、口は口角が異常なほど上がった形。
残った半分の普段の顔はとても穏やかで何もかも許してくれそうな表情になってしまう。
対照的な顔立ち、狂気染みている雰囲気が伝わると良い。